ゴーヤ -時期 6月~9月
苦み成分で夏バテを防ぐ
沖縄の食文化に根付いた身近な野菜、ゴーヤの独特の苦み成分は、モモルデシンという成分によるもの。
さらに、免疫力アップなどに役立つビタミンCもたっぷり含まれています。ゴーヤのビタミンCは、加熱しても壊れにくいのが特徴。
また、油脂溶けて吸収されるβカロテンも含まれているので、油を使った炒めものなどにするのがおすすめです。
コラーゲンの材料となるたんぱく質を多く含む肉や、卵などを加えれば、ビタミンCとの相乗効果で美肌づくりにもつながります。
カリウムやカルシウムなど、体のバランスを整えるのに欠かせないミネラルも豊富に含まれています。
期待ゴーヤの血糖値調整作用
ゴーヤに含まれる成分の働きについては、多くの研究が進められています。たとえば皮に含まれているチャランチンには、「植物インスリン」とも呼ばれるほど、血糖値を下げるインスリンの分泌を促すことが報告されています。
さらに、血糖値を上げるグルカゴンにも作用するため、血糖値を上げ過ぎず下げ過ぎず、ちょうどよい具合にとどめることができるのです。コレストロールに近い構造をしているので、さっと油で炒める料理が良いようです。
本当に苦いのは皮の部分
ゴーヤ独特の苦みが含まれているのは、皮の部分。皮のむき加減で苦みを調整できますが、その皮には、モモルデシン、チャランチン、コロソリン酸といった有効な成分が含まれています。
ゴーヤのワタは栄養たっぷり
ワタには、果肉の1.7倍ものビタミンCが含まれています。ビタミンCは抗酸化力がとても高い栄養素で、免疫力を高めたり、血管や皮膚を健康に保つ効能があります。
ワタの部分は、苦みが少なくほんのりとした甘みがあり、料理にいかしたいものです。
ダイエットにもいい優良食品
ゴーヤの種子に約60%含まれているのが共役リノレン酸。共役リノレン酸が肝臓における脂肪の燃焼に効果的であることがわかっています。
【 レシピ 】
熱に強いとされるビタミンCですが、水溶性のため、塩もみや、水につけておくといった方法には要注意。
水溶性ビタミンは水に溶けやすく、油脂には溶けにくい性質のビタミンですので、油を使った炒めものや揚げ物がお勧めです。
ゴーヤを放置しておくと、黄色くなって完熟してきます。このような状態になったゴーヤの実は、苦さは感じられなくなり加熱せず生のままでも食べることが可能となります。
きれいに洗って半分に切ってみるといつもの中身でなく真っ赤な実がでてきます。この種の周りの真っ赤な部分はとろけるように甘いです。種の周りを味わったら、黄色い実の部分をヨーグルトや蜂蜜・バナナと一緒にミキサーにいれてジュースにすると健康スムージーの出来上がり♪夏の暑い日にキンキンに冷やした完熟ゴーヤスムージーを是非味わってみてほしいです。
また、スライスしてサラダに入れることで栄養たっぷりの彩りサラダになりますね。
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