さやえんどう -時期 4月~6月

2022.05.17
COLUMN


効果
免疫力アップに役立つビタミンCがたっぷり

さやごと食べるえんどうはビタミンCが豊富に含まれている。ビタミンCには抗酸化作用に加え、免疫力を高めて風邪などを予防したり、コラーゲンの生成に関わって肌や粘膜を強くする働きがあります。体内にためておけず、数時間で排泄されてしまうので、こまめに補給したい栄養素です。βカロテンも豊富。このほか、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1や、腸の調子を整え、さまざまな生活習慣病に予防に効果を発揮する食物繊維も多く含まれています。

ビタミンC -摂取しやすい野菜

▲ ブロッコリー -時期 6月~10月
▲ とうがらし -時期 青6〜8月、赤7〜10月
▲ パセリ -時期 3月〜5月、9月〜11月
▲ なばな -時期 1月〜3月

種
小さな種にも栄養

種は、リジンなどのアミノ酸が豊富。リジンは体の組織の修復をうながして、成長を助け、肌の組織を整える働きが期待されます。

サヤが5〜6cmくらいになった時が収穫適期

さやえんどうは若さやを食べる野菜ですので、サヤが膨らみすぎないうちに収穫します。
花が咲いてから15日前後ほどたち、中の実のふくらみが外側からわずかに見え始める頃が、収穫のタイミングです。
実がまだ膨らんでない、やわらかいサヤの付け根を手で摘み取るか、ハサミで1つずつ切り取っていきます。
引きちぎったりしないように気をつけましょう。
さやえんどうは、収穫直後が一番甘みが強いといわれています。
機会がありましたら、収穫したさやえんどうをその日の早いうちに味わってみてください。

保存方法
乾燥に弱いので、湿らせた新聞紙などで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。
あまり日持ちしないので、冷凍保存がおすすめ。

 
【 冷凍 】
生のまま冷凍すると食感が悪くなるため、下ゆでしてから冷凍します。

1.筋とヘタを取る
2.沸騰した湯に塩を加えて、1分間ゆでる
3.冷水でしめる。色止めして、食感キープ
4.水気を拭き取って、保存袋に入れて冷凍

【 解凍 】
そのまま料理の彩りとして使う場合は、凍った状態の絹さやに熱湯をかけて解凍。
他の食材と煮込む場合は、他の食材がほぼ煮えた状態で、凍ったままの絹さやを加え、1分ほど煮る。

 豆知識

さやえんどう・グリーンピース・えんどう豆は、同じ植物『豆苗』からなる!
豆が大きくなる前に若採りし、さやごと食べるのが “さやえんどう”(”絹さや”とも呼ばれる)ですが、肉じゃがなどの彩りに登場します。
“さやえんどう” が少し大きくなり未熟な状態の実が、焼売の上にちょこんと乗っている “グリーンピース”。
すっかり成熟すると、豆大福などに使われる “えんどう豆” になります。

【 レシピ 】
ビタミンCのほか、βカロテンも豊富なさやえんどうの入ったサラダに、ビタミンEが豊富な食物油やナッツのトッピングまたは、ナッツソースがけを合せれば、抗酸化作用をより高める事ができます♪(さやえんどはさっと茹でます)
グリーンサラダ

[関連ワード]キヌサヤ / きぬさや / 絹さや / エンドウ豆 / えんどうまめ / グリーンピース / サヤエンドウ / さやえんどう / 豆苗 / とうみょう