本物のはちみつ -時期 春~秋
働きバチは花から吸い取った蜜をおなかの中にある蜜胃(みつい)という袋にためていっぱいになると巣に帰り、しょ糖と水分で出来ている花の蜜を体の中で酵素の働きでブドウ糖と果糖に分解し、仲間の働きバチに渡します。
巣の中は35度という暖かい環境です。そこでミツバチが羽ばたいて風を送り、60%ある水分を20%にまで濃縮させることで水分が減り、トロトロした状態になります。
十分に水分が蒸発し、濃縮された蜜は最終的にミツバチが身体からロウを出して蓋をして貯蔵され、これを採取したのがはちみつです。
国産はちみつの流通量は全体の約5%となり、95%が輸入品です。
<農林水産省から発信されている『養蜂をめぐる情勢』より>
天然の栄養成分が豊富なハチミツ
ハチミツには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素など体にうれしい栄養成分がバランスよく含まれて、
腸内環境を整えるグルコン酸やオリゴ糖、抗酸化・抗炎症作用でメタボリックシンドロームを軽減するポリフェノールも含まれています。
栄養成分がバランスよく、咳・喉の痛み対策や口腔ケア、風邪予防、スキンケア、腸内環境を整えるなど、健康と美容に嬉しい効果が期待できます。
【注意】~1歳未満の乳児に蜂蜜を食べさせないでください~
ボツリヌス菌を原因とする乳児ボツリヌス症の発生を防止するため、1歳未満の乳児に蜂蜜を食べさせないでください。
(消費・安全局食品安全政策課のページに移動します)
結晶化
はちみつの結晶はブドウ糖、果糖、水分などの比率によってできています。
気温が低くなっていくにつれて、はちみつの瓶底の部分から白く固形状になってしまうことがあります。これは結晶化というごく自然な現象。純粋と加糖の違いは関係ありません。
外気温が15~16度以下になると結晶しやすく、13~14度くらいが最も結晶しやすいです。また、はちみつの成分で果糖が多いはちみつ(アカシア・トチノキ等)は結晶しにくく、ぶどう糖が多いはちみつ(ナタネ等)は結晶しやすいと言われています。
結晶ははちつの特性で、品質も変わりありません。60℃程のぬるめのお湯に入れてゆっくりと溶かすことで、風味を損なわずお召し上がりいただけます。
品質
はちみつの品質は、表示に関する公正競争規約によって決められています。市販品はこの記載に則った表示がありますので、購入の際は参考にされて下さい。
【純粋はちみつ】みつばちが植物の花みつを採集し、巣房に貯え熟成した天然の甘味物質。
【精製はちみつ】純粋はちみつから臭い、色等を取り除いたもの。
【加糖はちみつ】純粋はちみつに異性化液糖その他の糖類を加えたものであって、純粋はちみつの含有量が重量百分比で60パーセント以上のもの。
※【採蜜源の花名】はちみつに採蜜源の花名を表示する場合には、当該はちみつのすべて又は大部分を当該花から採蜜し、その花の特徴を有するものであって、かつ、採蜜国名を表示しなければならない。
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