健康ピクルス ~9月の収穫野菜~ 効能紹介
朝晩も涼しくなり、過ごしやすい季節になりました。
野島農園の野菜も夏野菜から秋野菜へと変わりつつあります!
9月の収穫は…
金時芋、枝豆、茗荷(ミョウガ)、セロリ、サラダかぼちゃ(コリンキー)、ゴボウの6種類。
合計100本の【健康ピクルス】を造る予定です。
今回は金時芋、枝豆、茗荷の効能を紹介させていただきますね!
|金時芋
関東を代表する品種で別名「紅赤」。さつまいもの女王の異名を取る品種で、色が美しく口当たりがよいのが特徴。金時芋には食物繊維(水溶性食物繊維と不溶性食物繊維)、ビタミンC、カリウムが豊富に含まれます。
食物繊維には、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けにくい「不溶性食物繊維」の2つがあります。水溶性食物繊維は腸内の善玉菌を増やして腸内環境を良くし、便秘を改善する働きがあります。一方、不溶性食物繊維は腸内で膨らむことにより、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を促すことで便通が良くなります。
ビタミンCは皮ふの健康に大切なコラーゲンというタンパク質を生成するのに役立ち、美容によい栄養素だと言われています。また、身体を老化させ、がんの発生源の一つにもなるとされている活性酸素を捕捉し、無害化する「抗酸化作用」 があります。さつまいもに含まれるビタミンCは、他の野菜などに比べて加熱調理をしてもビタミンCが失われにくいという特徴があります。
カリウムは、身体の中の塩分(ナトリウム)を分解し、外へ排泄してくれることにより、高血圧を抑える効果が期待できます。また、利尿作用もあるので、体内の水分量を調節し、むくみの解消にも効果的です。
|枝豆
枝豆は成長すると大豆になります。未熟な状態で収穫された枝豆は鮮やかな緑色をしており、緑黄色野菜に分類されます。タンパク質も豊富なため、豆と野菜の両方の栄養をかね備えた、万能な野菜と言えます。枝豆はビタミンB1、カリウム、葉酸、鉄分などを豊富に含でいます。タンパク質は野菜類の中では豊富でこれもまた注目の成分です。
ビタミンB1は消化液の分泌を促す効能を持ち、糖質をエネルギーに変えるのを助けたりしてくれます。その結果、スタミナ不足の解消に効果があると言われています。
カリウムは、身体の中の塩分(ナトリウム)を分解し、外へ排泄してくれることにより、高血圧を抑える効果が期待できます。また、利尿作用もあるので、体内の水分量を調節し、むくみの解消にも効果的です。
葉酸の含有量は生に限らず、冷凍や茹でたものまでもが、野菜類のトップを占めるほど豊富。また、鉄分も豊富なイメージのあるほうれん草や小松菜をしのぐほどの量です。葉酸も鉄分も貧血の予防に関わり、造血の効能があります。また枝豆に豊富なタンパク質も貧血には必要な栄養です。
|茗荷(ミョウガ)
英語でjapanese gingerと呼ばれる茗荷は、平安時代にはすでに食用として利用されていました。
みょうがの成分はほとんどが水。水以外には、植物繊維、カリウム、αピネンなどを含んでいます。
食物繊維は胃で消化されず大腸まで届くので、便の体積を増やす役割を持つ栄養素です。必然的に腸のぜん動運動が促進され、便秘の解消をサポートしてくれます。腸内環境を整えるだけでなく、糖やナトリウムを吸着し排出する作用があるため、糖尿病や高血圧などの生活習慣病予防にも役立つでしょう。
カリウムは細胞内の浸透圧を調節するため、ナトリウム(塩分)を排出する作用があり、高血圧の予防に役立つ。体内の水分調整をしてむくみをとったり、ドロドロになった血液をサラサラにしたりします。
αピネン(アルファピネン)は茗荷の芳香成分。これは大脳皮質を刺激し、眠気を解消させる、胃の働きをよくする、血行をよくする働きがあるとされています。