浅海 崇夫さんの記事

(Web全体に公開)

新・太田から見える山々電子版【その3】日光白根山

2018年 04月11日 12:53

太田から真北58㌔、足尾山塊の先に日光白根山(2578m)を望むことができる。浅間山を10m上回り、栃木県境にある群馬県内最高峰であると共に関東以北で一番高い山でもある。日光群山の盟主であり、男体山の奥の院とも言われ「奥白根山」として深田久弥の日本百名山に列している。麓からなかなか全容を見ることができないが、幸いなことに太田市内東部から南部地域で、特に冬期には純白の兜のような姿で威厳を見せてくれる。明治になってからも幾度となく噴火しており、その最後は明治22年(1889)で、鳴動に伴い火砕物が降下し降灰があったと言われる。 昭和27(1952)年には噴煙が上がり、平成に入ってからでも、有感地震、火山性微動が観測されており、現在も噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)として噴火予報が出されている。上州側では産土神として荒山権現を祀り、養蚕の盛んな昔は毎年新繭から取った糸を携えて遥拝登山をしたと伝わり、登山道に血ノ池地獄、大日如来などの地名が今に残っている。丸沼高原スキー場ロープウエイ山頂駅は標高2千m、天空の足湯が待っている。季節には星空観賞により満天の星も堪能できる。この楽しみが続くよう、火山活動が再び来ないことを祈りたい。(深海山峰)
[撮影=太田市藤阿久町・参考=ぐんま百名山〕

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